「自分に足りないもの」と向き合い、その能力を身につける

 インターンに参加する中で、しっかりと見つけてほしいものだがある。それは「今の自分に足りないもの」だ。
 自分の志望業界に「内定するに足る」自分であるために、何か足りないものはないか?
 そう自分に問いかけて、インターンシップの時間以外を使って自己成長に挑戦してほしい。

 大学3年というと、サークルでも幹部学年に近づき、アルバイトも古株になってくることが多い、ゼミで新たな挑戦をすることや、それまで続けてきた学外活動や勉強なども、いよいよ成果が出始めてくる頃だ。つまり、一番、挑戦や成長の舞台が整っている良い時期だ。

 ここで、「インターンだけがんばっていました」では、本選考の際に語る内容としてはあまりに物足りない。いまや、ほとんどの学生が参加するインターン。参加している学生と同じくらい、「インターンをがんばる学生」もたくさんいるということ。
 となると、それだけでは、難易度が上がった選考のタイミングで落とされてしまうのだ。

 悲劇が起こらないよう、夏以降の時間をつかって、自分に足りないものと向き合い、その能力を身につけることが大切なのだ。