ホームインスペクション(住宅診断)現場実例・公開します
ホームインスペクション(住宅診断)の現場実例をご紹介しよう。
【写真A】は築12年の木造住宅。壁になにやら雨漏りのシミの跡のようなものが。
このことは売主も承知しており、物件状況報告書に「雨漏りあり」と記載されていた。さくら事務所のホームインスペクター(住宅診断士)が調べてみると…。実はこれ、2階にある洗面化粧台の配管からの水漏れ。洗面化粧台がほとんど使われていなかったため、売主は、横なぐりの雨で水が浸入したのだろう、くらいに思っていたようだ。
放置していると大変なことになるが、現段階なら配管の接合をやり直すだけで解決できる。木部の腐りなど見えないところには大きな問題もなく、その他大きな不具合も発見されず、依頼者は安心してこの物件を契約した。
【写真B】は都内某所にある築17年の木造住宅。窓周りに雨染みのようなものが散見される。
本物件を気に入ってはいるものの、不安を解消したいとの想いからさくら事務所に住宅診断依頼があった。原因はやはり雨漏りのように見えるものの、実際は結露。
この場合、結露の原因を防ぐ必要があるが、大規模なリフォームを予定していたため、壁の断熱材やサッシも交換。住宅エコポイントを利用して結露も解消できた。仲介に入っていた業者はリフォームも手がけており、結果的にリフォーム契約額も大きくなることで、買主も売主も業者も、関わる全員がうれしい取引となった。