単純そうにみえる仕事を、
意味のある仕事に変えることができる人
いまや誰もが知る有名経営者となった方が、銀行に勤めていたときの話です。
入社数年の彼は、先輩から資料のコピーを頼まれました。
その時、彼は単純にコピーするのではなく、コピーをどの位置で綴じればいいのか、から始まって、コピー資料をファイルに入れたほうがいいのか、袋に入れたほうがいいのか、プレゼン会場に事前においておけばいいのか、先輩に目的を聞いて最善の形を考えたそうです。
コピーしか頼まれていないけれど、コピーをもらう人にとってベストの形は何なのか、そのプレゼンの一員の末端に加わっているという気持ちをもって、いかに効果的に資料をコピーすればいいのかを考えたのです。
ひとつ上の次元にたって物事を考えている人は、単純そうにみえる仕事を意味のある仕事に変えることができるのです。
就活学生が体験したエピソードは何でもいいです。
大学時代取り組んだゼミの研究の話でも、海外ボランティアの話でも、塾の話でも、あなたが一番力を入れたことのディテールを語ってほしいと思います。
具体的に語ってもらうほど、社会人になってからのあなたをイメージしやすい、妄想しやすいのです。