次に売上高で大きいのがディズニーランドなどが属するパーク&リゾート部門で29%。数々のヒット映画で存在感を示すスタジオ・エンターテイメント部門は売上高の16%と、思いのほか小さい。キャラクターグッズの販売などのコンシューマ・プロダクツ部門は7%。最後に、ゲームや携帯電話、インターネット事業などのインタラクティブ・メディア部門が2%という内訳です。

 また、ディズニーという会社について意外に知られていないのが、最新のテクノロジーを成長のエンジンとして用いてきたという歴史でしょう。

 ウォルト・ディズニーとその兄のロイ・ディズニーが23年にアニメ製作会社を設立して約90年。常にその時代の最先端のテクノロジーを使ってきたのがディズニーであり、そのイノベーティブな経営姿勢と、保有する高い技術力は、日本ではあまり注目されていません。

「ディズニーという企業から何か学ぶ」といったとき、日本では東京ディズニーリゾートを中心にしたサービスの質やホスピタリティ(おもてなしの心)に関する話題一辺倒で、書店にもその手の書籍が花盛りです。しかし、それもやはりディズニーのほんの一面にすぎないし、「感動を生むサービスの神髄」を知るにしても、本流をたどらなければ意味がありません。

 『週刊ダイヤモンド』2月18日号の特集「ディズニーの裏側」では、これまで日本でほとんど報じられてこなかった、ディズニーという総合メディア企業の背後にあるテクノロジーと、それを最大限に使いこなすイノベーター精神、そして、それらを根づかせた創業者ウォルト・ディズニーのDNAについて、詳細に解説します。

 現地での取材では、これまでメディアが入ったことのない場所に入り込むことにも成功しました。世界中のパークアトラクションを企画・製作する技術者集団「イマジニアリング(イマジネーションとエンジニアリングの合成語)」部門の潜入レポートは必見です!

(『週刊ダイヤモンド』副編集長 深澤 献)