モチベーション低下を
防ぐための面談とは

 では、K課長はどのように会話を展開すればよかったのでしょうか。Aさんが資料を作っているというところから、具体的に見ていきましょう。

Aさん 「はい、私は、土日を利用してさまざまなセミナーで勉強して、人材育成に役立つ資格も取得しました。それについてアピールしたいと思って、資料を作っています」
K課長 「Aさんは、今後は人材育成に携わりたいのですか?」
Aさん 「はい、管理職になったときに、人材マネジメントスキルに自信を持って臨みたいと思っています」
K課長 「そうでしたか。それは、昇格試験においてもアピールポイントになりますよね」
Aさん 「そうだとうれしいですね。管理職として、どのようにスキルアップしていけばいいのかまだ勉強中ですが、まずは昇格試験に合格して着実に進んでいきたいです」

 このように、個人のモチベーションやキャリアプランなどを考慮した上で、形式上の「平等」ではなく、本当の意味での「平等」な対応を徹底しなければいけません。

 管理職にとっての人事評価は、部下のモチベーションを維持し、上手にマネジメントを行う上で極めて重要な業務の一つ。正しいやり方を理解し、有効に活用してほしいものです。