いつもの冷蔵庫の食材が簡単!贅沢レシピに大変身!もう献立に迷わない!
5/21にNHK「プロフェッショナル仕事の流儀」出演で感動を呼んだ志麻さん。「プロフェッショナル仕事の流儀」は同番組の今年度最高視聴率を記録。処女作『志麻さんのプレミアムな作りおき』は第11刷を突破した。
ふだんお家で食べたことのない「タンドリーチキン」、「農家の野菜スープ」、「ラタトゥイユ」、「豚肉のビール煮」、「お米のニース風サラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭料理から、和洋中、エスニック、おやつまで秘伝のレシピが多数収録され、ふだん料理をしない人でも、手早く簡単に作れてしまうというから驚きだ。
冷蔵庫にあるふつうの食材が、なぜ、ワンランク上の「簡単!贅沢レシピ」に変身するのか? これさえ覚えておけば、平日多忙なお父さんお母さんも、尊敬の眼差しを浴びるかもしれない。
志麻さんを最もよく知るユーザーのひとりである、「NPO法人 地域で育つ元気な子 ライト学童保育クラブ」代表(理事長)で、『プロフェッショナル仕事の流儀』にも登場した押切道子氏に、反響があった前回記事(「ごはんなんて、納豆にシラスでいいやー」)に続き、志麻さんの魅力を存分に語ってもらおう。(撮影:新居明子、構成:寺田庸二)
「バターの魔法使い」ってなんだ?
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店で15年働く。家事代行マッチングサービス「タスカジ」に登録し、1年足らずで定期契約顧客数がナンバーワンとなる。予約表に登録すると30分以内に予約で埋まり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになる。各家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で、フランス料理、和洋中など世界各国の料理に腕をふるう。各家庭の家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理が人気でリピーターが絶えない。フランス人の夫と生まれたばかりの子どもと3人で暮らす。
編集:「前回、白身魚をバターでソテーし、白ワインの蒸した謎のレシピがありました。押切さんだけが発見した、志麻さんの料理のコツ、があるのでは? と思いまして」
押切:「私だけなんてあるわけないと思いますが、思ったのは、志麻さんはバターの魔法使いじゃないかと」
編集:「バターの魔法使い?」
押切:「そう。志麻さんが来ると、用意していたバターが一気になくなるんです!(笑)」
編集:「そうなんですか! それはノーマークでした。バターって、高級なバターをいつも用意しておくんですか?」
押切:「いや、近くのライフやコストコで買ったものです」
編集:「ライフやコストコに売っている、なんの変哲もないバターが、一気になくなる?」