初めて食べた社員の反応は?

押切:「それを見ていた社員の人に、一度志麻さんのレシピを食べたい、と言われたので、タッパに詰めて職場に持ってきたことがありました」

編集:「職場の人はどんな反応でした?」

押切:「男性社員の一人はこう言っていました。『自分の母は、料理教室に通って西洋風の料理やいろんな凝った料理を出してくれた。今の妻は純和食中心。志麻さんの料理を食べると、何か昔の母の料理を思い出した。しつこくないのに家庭の味。純和食ではなく、西洋の風、フランスの風が家庭の食卓に漂う。シンプルなのにエキゾチック。とっても懐かしい気持ちが蘇ってきた、と』

編集:「素晴らしいエピソードですね」

押切:「社員は熱く語っていました。百聞は一見にしかず、いや、一食にしかず。一度食べてみると、一瞬でわかるようですね」