バイオリズムで見る
大谷メジャー成功の必然性

 大谷選手は、昨年は思うような結果を残せませんでした。
 実は、これもバイオリズムを見れば一目瞭然なのです。
 昨年の「天の六白」は【陰5年】という位置にあたり、9年に一度の充電期間と呼ばれる時期でした。
 この時期は、心身ともに疲れを感じやすく、思考力も鈍ります。
 いかに「天の六白」といえども集中力も続きませんし、身体も思うように動きません。昨年の結果は必然と言えましょう。

 しかし、今年は違います。
 これも六白の“全体俯瞰”のたまものなのでしょうか。
 大谷選手が、このタイミングでメジャーに移籍したのは、大正解なのです。
 今年の大谷選手、つまり「天の六白」【陽1年】に位置します。
 これは9年に一度の冬眠を終え、春がやってきた状態です。
 しっかり準備してきた人間が、新しく事を始めようとする時、そのほとんどが順調に運ぶようになるのです。

 いま、大谷選手は乗りに乗っていますよね。
 これも【陽1年】の恩恵を受けての結果であると、私は確信しています。
 これから4年間はイケイケの時期ですので、これからも「天の六白」として自分の信念を貫きながら活躍してほしいものです。

 ただし、大谷選手を見てもわかるように、純粋さがゆえに熱心になりすぎるのが「天の六白」の欠点です。
 過剰な練習により、体を壊しやすいのも「天の六白」に特に多いので、そこは気をつけていただきたいものです。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。