会社の業績・活躍はNG

 会社での業績や活躍の状況などは、たとえそれが顕著であったとしても、具体的に言及するのは場違いです。「大の家族思い」「娘自慢」などの話題のほうが、はるかに人間的で遺族にとっては心にしみるものです。

 また、「奥様をはじめご遺族の皆様」のように、配偶者とそれ以外の遺族を分けて表現するほうが、配偶者に対するお悔やみの気持ちが強まります。

 I was very sorry to learnは、I am very sorry to learnでも大きな違いはありませんが、どちらかと言えば、前者は逝去の知らせを受けた時点が、不幸があった時点よりもやや遅い(と感じる)場合に使います。

 his love for his family は「家族への愛情⇒大の家族思い」というニュアンスです。the great sense of pride with which he always spoke of his daughtersは、「いつも娘の話をするときの誇らしさ⇒娘自慢」というニュアンスです。

 He has been greatly missed at Chiyoda International since his retirementは、「千代田インターナショナルを退職されて以来、誰からも退職を惜しまれていた」という意味で、「それだけ在職中みんなから慕われていた」というニュアンスとなります。

※参考記事:ネイティブにイエスと言わせる「商社の英語」とは?