「社会財産」に頼らず
生きていくしかない

「社会財産」を多く貯め込んでいた上場会社の元役員であれば、
関連企業の相談役などにするっと案外簡単に収まったりできるのです。

しかし多くの女性にはこの社会財産という“貯金”がありません。
元女性役員の方の時代は、周囲は男性しかいなかったかもしれません。
そうなると、再就職先を紹介してくれるような仲間は、
男性より少ないはずです。

「役員クラスの女性でもそうなら、一般社員の私はどうなる?」

つまり「あなたには今までの“貯金”がないので面倒みられません。仕事は自力で探してね」と
社会から言われているようなものです。

さらにいうと、たとえ離婚したとしてもこの「社会財産」の分配はできないわけですから、
わたしたち女性は、本気で“男性以上に”、自分たちでなんとかしなければいけないんです。
(女性のための稼げる技術については、第1回記事を参照ください)

和田裕美(わだ・ひろみ)京都生まれ。作家 株式会社HIROWA代表、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。
累計200万部超の著書に、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』『和田裕美の営業手帳』(以上、ダイヤモンド社)など多数。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、その後、女性初の最年少支社長となった実績がある。●毎日配信、登録無料 「ワダビジョン」 http://special.wadahiromi.com/mailmagazine/ ●Twitter @wadahiromi
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