信用できるのは自分。
だから自分で稼げる技術を身につける!

子育てで会社を辞めた女性は2億円損をする和田裕美(わだ・ひろみ)京都生まれ。作家 株式会社HIROWA代表、京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。営業力・コミュニケーション力・モチベーションアップのための講演・コンサルティングを国内外で展開している。
累計200万部超の著書に、『世界No.2セールスウーマンの「売れる営業」に変わる本』『幸せをつかむ! 時間の使い方』『人づきあいのレッスン』『「やる気」が出るコツ、続くコツ』『和田裕美の営業手帳』(以上、ダイヤモンド社)など多数。
外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、世界第2位の成績を残し、その後、女性初の最年少支社長となった実績がある。
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だったら国に「なんとかしてください」と言う?

だからそれらの問題を解決してくれそうな政治家に投票する?
もちろん国がなんとかしろ、もっと社会はこうあるべきだと言うことは可能です。

でもこんなこと、何年やってきたと思いますか?
誰か(男、国、社会)に変わってほしいという気持ちは痛いほどよくわかりますが、信じて頼っても何も変わってこなかったですよね。憤りを覚えます。

だから何をすべきなのか? もう答えはおわかりですね。
誰かに助けてもらおうせず、依存を捨てて、自分が変わって、自分で稼げるようになるのです。

これが一番信用できる方法なんです。
働くリアルを知った上で、
自分や家族にとっての「今のベストな選択」をする。

とにかく躊躇せず「あなたを欲しい」と会社側に言わせる人材になるか、あなたを使えないと判断した会社なんか放っておいて、
自分で稼げるようになればいいだけなのです。

「キャリアの断絶」が招く
大きな代償

たたみかけるようですが、「働くリアル」をもうひとつ。

「女性活躍」のために女性管理職を増やそうという動き、テレワークや時短勤務を推奨したりするなど、女性にとって働きやすい環境を作ろうとする気配はじわじわと感じますが、まだまだ足りていないことが、山のようにあります

データによると、定年退職後、男性の約7割がスムーズに再就職しているのに対し、女性はたった4割。さらに注目すべきは、再就職先の探し方です。男性が「知人・友人が紹介してくれた」(36.8%)が最多だったのに対し、女性は「ハローワークを利用した」(33.3%)という回答が最も多かったそうです(株式会社第一生命経済研究所調べ)。

これなぜだと思いますか?

男性は働いた時間が圧倒的に女性よりも長いので、社会経験、仕事知識、信頼関係(コネ)などの 「社会財産」を貯め込んでいたわけです。

もちろん社会にいたときにいい仕事をして人から信頼されていたほうが多く貯まっているわけですが、この「社会財産」が定年退職したときに満期になって戻ってくるという仕組みが男性にはあるのです。

もらえる退職金は男女同じだとしても、こうした「社会財産」には差があるのが現実なのです。