経営陣の「意思決定」のポイントは何か?

 第三は、「意思決定」のポイントです。
 会社の最高意思決定会議において、どのように意思決定されているのかを目の当たりにすることは、自らの提案内容のブラッシュアップをするうえで最高の学びのチャンスと言えます。

 まず、観察すべきなのは、経営会議において「どのようなプレゼンが評価されるのか?」ということ。たとえば、孫正義社長は「長いプレゼン」「要領を得ないプレゼン」を露骨に嫌いました。ときには、途中でやめさせたことすらあったのですが、超多忙なのですから当然のこと。そこで、私は、すべてのプレゼンを「シンプル+ロジカル」なものにすることを徹底しました。このように、上層部の好むプレゼン・スタイルを踏襲するのは、一発でGOサインを得るためには必要不可欠なことです。

 次に観察すべきポイントは、現時点において、社内の意思決定に最も大きな影響を及ぼす要因は何かを感知することです。企業経営は、常に外部環境への対応を迫られますから、意思決定ポイントの比重も常に移り変わります。そして、現時点において最も重要な意思決定ポイントを把握していれば、自分のチームの事業提案においてそれを反映させることで採択率を高めることができるのです。