おいしさの秘訣2[タイミングで味が変わる]

【志麻さんのプレミアムな作りおき】冷蔵庫にあるものが、最高のごちそうになる6つの秘訣志麻(しま)
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの三つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店で15年働く。家事代行マッチングサービス「タスカジ」に登録し、1年足らずで定期契約顧客数がナンバーワンとなる。予約表に登録すると30分以内に予約で埋まり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになる。各家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で、フランス料理、和洋中など世界各国の料理に腕をふるう。各家庭の家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理が人気でリピーターが絶えない。フランス人の夫と生まれたばかりの子どもと3人で暮らす。

【味つけは、あくを取ってから】
 煮込みは、あくを取ってから調味します。最初は強火にかけて、早く沸騰させてあくを出し、取り除いてからコンソメやハーブを入れます。あくをしっかり取ると、雑味がないおいしい煮込みになります。

おいしさの秘訣3[切り方で味が変わる]

【形や大きさをそろえるだけで】
 切るときに形や大きさをそろえると、火の入り方がそろって味も均等に入るので、格段においしくなります。サラダやあえ物では、盛りつけたときの姿を思い浮かべて、長さや幅をそろえると、見違えるほど魅力的になります。

おいしさの秘訣4[焼き方で味が変わる]

【動かさない】
 焼き物や炒め物は、材料をフライパンに入れたら初めは動かさないのが原則です。
 こんがり香ばしい焼き色の焦げがおいしさのもと。箸などでいじっていると水分が出るばかりで、焼き色もつきにくい。揚げ物でも、一部の例外を除いて、油に入れたらさわらず、裏面が揚がったら1回返すだけです。