インテリアは基本的に従来のデザインを受け継いでいる。7速DCTの新採用に伴ってセレクターレバーのデザインが変更された点と、ナビを内蔵したセンターモニターがタッチ操作対応の新仕様になった点が目立つ変化だ。

 円をモチーフに据えた室内デザインは“MINIであることの証し”であり、今後もずっと受け継がれていくだろう。

粗い印象があった
過去のMINIとは決別

 クーパーが搭載するエンジンは1.5リットル直3DOHC12Vターボ(136ps/22・4kg・m)。低回転域からしっかりとトルクを発揮しているし、レスポンスがいい。滑らかな回転感はトップエンドまで続く。パワー面でも“楽しめるレベル”にある。

 ただし、楽しめるのはスポーティ領域までだ。ガンガン攻めるスポーツ領域の走りを楽しみたいなら、やはり2リットル/192ps仕様のクーパーSを選んだほうがいい。1.5リットルユニットの回転フィールとサウンドは、坦々とした印象だった。

 組み合わされるトランスミッションは7速DCT。このコンビネーションはいい。変速は滑らかで速く、気持ちのいい走りを演出してくれる。7速DCTは、マイナーチェンジにおける大きな改良ポイントだ。

 乗り心地はいい。ボディはしっかりしており、ひび割れなどの不整に出会っても角の立ったショックは出ない。ボディの揺れ動きも少ない。

 試乗車は、205/45R17のピレリPゼロを装着しながら、角のないスムーズな乗り心地が味わえた。これは大きな進化である。粗い印象があった過去のMINIとは決別している。

 パワートレーンのチューニングと、プレミアムゾーンに入ったともいえる乗り味は「ぜひお試しあれ」と報告できる。

(CAR and DRIVER編集部 報告/岡崎宏司 写真/小久保昭彦)