薬を飲み続けるのはいや!
水素水を試してみた

「橋本病は今のところ完治できません。治療は、不足している甲状腺ホルモンを薬で補う薬物療法になります。薬は一生飲むことになりますが、毎日きちんと服用すれば、日常生活にはまったく支障がないところまで回復しますよ。まあ慣れてしまえば、眼鏡やコンタクトレンズと一緒です。自分にとって足りない分を、ちょうどいい分量だけ補えばいんです。多過ぎず、少な過ぎずが、上手な治療のポイントです」

 専門病院の医師は、丁寧に、しかし淡々と教えてくれた。

 橋本病など、甲状腺の病気は患者数が多い割には専門医が少なく、地域の病院では、適切な治療を受けるのが難しい。実夏さんは、吉弘さんの強い勧めに従い、わざわざ新幹線に乗って、都心にある有名病院を受診したのだった。

「僕も悪かったと思う。ごめんね。健診で異常が出たと聞いた時点で、ちゃんと精密検査を受けさせればよかった。実夏は『大丈夫』と言っていたけど、今思えば、明らかにつらそうだったよね」

 10歳以上も年齢が離れているせいか、実夏さんに対して吉弘さんはまるで親のようにわびる。

「子どもも欲しかったけど、赤ちゃんがお腹の中で育つには、薬の量の調整も気を付けないといけないらしいよね。実夏だって、育児のストレスでもっと具合悪くなるかもしれない。僕は実夏さえ元気でいてくれればいいから、赤ちゃんは諦めるよ」

 この言葉は優しさなのだろうが、承服しかねた。

「そんなのだめ。私は赤ちゃんが欲しいの。先生だって、大丈夫、妊娠・出産できるって言ってるよ。一緒に頑張ろうよ」

 実夏さんは必死になった。そして治療開始から半年ほど経過。つらい症状がすっかり治まった頃、職場の友人が教えてくれたのが「水素水」だった。

 有名女優はじめ、多くの芸能人もハマっているあの水。