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(「週刊ダイヤモンド」編集部 竹田孝洋)
市場は落ち着きを取り戻したが、楽観するのは早計である。
年始の市場を襲ったアップルショック。中国市場でのiPhoneの売り上げ不振を主因として同社は業績を下方修正した。
中国経済の停滞や米中相互の関税引き上げによる経済への悪影響を懸念して1月3日のニューヨークダウは急落し、4日の日経平均株価は2万円を割り、その他の市場の株価も下落した。投資家がリスクを取るのを嫌うリスクオフとなり、円が買われ3日には一時1ドル=104円台を付けた。
市場の混乱を受けて、4日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が、経済状況に応じて利上げの停止や、買い入れ資産の再投資減少によるFRBのバランスシート縮小ペースの変更を示唆した。