ニューヨーク市のレストランでは、「お一人さま」が歓迎されつつある。レストラン予約サイト「オープンテーブル」によると、同市では2014~18年に1人客の予約が80%も増加した。こうしたお一人さまは、予約全体のごくわずかな部分を占めるにすぎないものの、1人客の売上高が全体の10%を占めることもあると話す店もある。1年で最もカップル客が増えるバレンタインデーでさえ、市内のレストランは1人客に席を用意している。オープンテーブルによると、2018年のバレンタインデーは1人客の予約が前年比33%増加した。それには、もっともな理由があるようだ。1人客は社交のためではなく、純粋に食べ物や体験を目的に店を訪れているため、店側にとって理想的な客なのだという。