その理由は、先日のSマネジャーとの会話の中にありました。どんな内容だったのでしょうか、その時の会話をご覧ください。

Aさん 「あの…。マネジャー、3分ほどお時間よろしいでしょうか?」
Sマネジャー 「ああ、いいよ(パソコンのエクセル画面を見ながら返答)」
Aさん 「新人2人のことなのですが、不安なことがあるとすぐに私に相談してくるので、そのたびに仕事がストップして困っています。技術的な相談ならいいのですが、チーム体制や業務量の相談なので、マネジャーに相談するように伝えているのですが、マネジャーには言いにくいそうです」
Sマネジャー 「みんなの勤務状況はちゃんと管理しているし、今のところベストを尽くしているけどなぁ…(目を合わせることなく、変わらずエクセル画面を見ている)」
Aさん 「そうなのでしょうが、細かい相談内容が多いので私には対応しきれません」
Sマネジャー 「新人の話くらいAさんが聞いてあげてよ。とにかく今忙しいからあとはよろしく頼むね」

「管理職=多忙な人」の刷り込みは
マネジメントに悪影響

 Aさんは、忙しいにもかかわらず、新人2人から次々と相談をされるので、Sマネジャーに相談をしたのですが、Sマネジャーは一度も目を合わせることなく、パソコン画面を見ながら言われたことに回答しただけでした。

 Aさんはイライラし、「エクセル画面と向き合わず、人と向き合えばいいのに」と同僚に愚痴をこぼしていたそうです。さらに、Aさんが危惧していたのは、新人が「管理職は常に忙しい」という印象を持ってしまっていることでした。今後、新入社員が入ってきても、相談する環境が整備されていないと感じれば、同じようなことが起きるのではないかと不安になったのです。