主要格安SIMの料金表(今回はデータSIM)とともに、格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週は、MWC関連の話題が多く、格安SIM/スマホの大きなニュースはなし。そこで2/20から可能になった、ドコモでの中古機のSIMロック解除を実際に試した。

11
中古店で購入したスマホやタブレットであっても、ドコモ端末であれば、ウェブ上での手続きで簡単にSIMロック解除が可能になった

ウェブ上の手続きで簡単にSIMロック解除が可能
メリットがあるのはやはりiPhoneか

 ドコモが2/20から、中古で入手したスマホでのSIMロック解除の受付を開始した。まずはあらためて対応端末について確認しよう。

 まず、今回新たに対象になったのは2015年5月以降に発売された中古のスマホ(iPhoneであれば6s以降)。従来は端末を購入した契約者(解約から90日以内を含む)のみ可能だったSIMロック解除が、中古で入手した場合でも申し込みが可能になった。ウェブ上の手続きでは無料、ドコモショップで申し込む場合は、手数料として税抜3000円が必要。2011年4月~2015年4月に発売されたスマホでは、iPhoneを除き、以前から中古でも可能だったが、ドコモショップのみでの受付となる。

11
11
SIMロックがかかった状態で入手したドコモのdtab Compact。ドコモ系SIM以外では当然利用できず、記事冒頭のようなロック解除用のコード入力を求める画面が表示される

 申し込みが可能なのは、一括払いでは購入直後から、分割払いや端末購入サポートでの購入時は100日経過後(一部例外あり)。この条件は中古で入手した端末についても同じである。

 ウェブ上での手続きは「My docomo」で行なう(要dアカウント)。手続き自体は簡単で、必要な情報は「IMEI」と呼ばれる、端末を識別するために付けられている固有の番号のみ(「*#06#」とダイヤルするか、iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」、Android機の場合は「設定」→「端末情報」などで表示可能)。

11
11
実際の手続きはMy docomoから。手続き一覧の下の方に「SIMロック解除」の項目がある
11
11
IMEIと呼ばれる端末固有の番号を入力する。するとメールで解除コードが送られてくるので、これを他ネットワークのSIMを挿したときに表示される画面に入力すればOK
11
KDDI網で接続できた

 今回試した「dtab Compact d-01J」の場合は、申し込みをするとメールで解除用コードの数字が送られてくるので、ドコモ系以外のSIMを挿して起動すると表示される、コードの入力画面で打ち込むだけ。iPhoneの場合はそのような操作はなく、申し込み後に他キャリアのSIMを挿すと、アクティベートが実行され、それでSIMロック解除が完了した。

11
11
iPhoneの場合も基本の作業は同じ
11
ロック解除のコード入力の手間は無く、自動的にアクティベートが行なわれ、他ネットワークのSIMも利用可能になった

 ただ格安SIMとの組み合わせを考えると、ドコモ端末ではドコモMVNOのSIMは従来から制限なく使えるうえ、au/ソフトバンク系格安SIMで使うには対応周波数などに制限があるため、メリットは決して大きくない(海外で現地SIMが使えるなどのメリットはある)。一方でiPhoneであれば、1機種で主要3キャリアのネットワークに広く対応しているため、SIMロックを解除することで、ほぼすべての格安SIMが利用可能になるわけで、これはなかなか魅力的と言える。

11
今回テストしたdtab Compactを始めとしたドコモ端末の多くは、au/ソフトバンク網で快適に利用するのに必要な両社の800/900MHz帯のバンドに対応していないため、わざわざドコモ系SIM以外で利用する意味はあまり無い

 なお、今回の中古機でのSIMロック解除受付は昨年8月のガイドライン改正に基づくもの。2019年9月以降での同様の対応が義務化されているので、au/ソフトバンクでもそこまでには中古機のSIMロック解除が可能になるはず。中古のiPhoneは、キャリアを問わずにさらに人気が上がりそうだ。

月1000円前後の人気格安データ通信サービス(税込)
(音声通話付きのSIMは前回分をクリック

月1500~2000円台の人気格安データ通信サービス
(すべて税込)

※1:518円/1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可(他は3ヵ月後の末日まで利用可能)。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円。