開成・麻布・灘・筑波大駒場・渋谷幕張…。東京・吉祥寺の進学塾VAMOSは、「入塾テストなし・先着順」で生徒を選抜しないのに有名難関校に続々合格させると話題の塾だ。男女別カリキュラムを取り入れたロジカルで科学的な学習法は、保護者から圧倒的な支持を集めている。本連載では、VAMOSの学習メソッドが凝縮された最新刊『男の子の学力の伸ばし方』(ダイヤモンド社)の内容から、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法をお伝えしていく。

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ひたすら書き写すだけで国語力はアップする

 国語に限りませんが、中学入試は問題が日本語で出されるだけでなく、答えも日本語で書くことが求められます。つまり、高い点を取るためには、正しく表記することも非常に重要です。

 ところが、おかしな流行り言葉を使ったり、スマホの変換機能に頼ったりしているせいなのか、正しい日本語を書ける子どもが少ないのです。

 もっとも、それは小学生だけの問題ではなく、大学生も同様です。就職活動に必要なエントリーシートすら正しい日本語で書けない人が多く、それらの添削で儲けている会社もあるくらいです。

 VAMOSでは、正しい日本語を書ける大人に育ってもらうために、正しい文章をひたすら書き写す学習を取り入れています。

「着ていく服を『どれにしようかな』と迷っていたら、時間がなくなって朝食を食べられませんでした。そのため、私はすでに空腹に耐えかねています。」

 たとえば、こんな文章をそのままそっくり書き写させると、読点が抜けていたり、かぎかっこを無視したり、漢字で書かれているところを勝手にひらがなにしたり、「食べられる」を「食べれる」と「ら抜き言葉」で書いたりする子が必ずいます。一方で、こうした間違いをせずに速く正しく書き写せる子どもは偏差値も高いのです。

 最初は2行くらいの文章から始めて、できたら3行、4行と増やし長くしていく練習をVAMOSでは毎日やっています。

 これは、家庭でも簡単に取り入れることができます。国語の教科書に載っている文章でもいいですし、新聞や雑誌から抜き出しもいいでしょう。

 普段から、日本語を正確に書き写す練習をさせると、国語力がアップするだけでなく、点につながる解答が書けるようになります。