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『週刊ダイヤモンド』3月16日号の緊急特集は「米中依存メーカーの分水嶺」です。自由貿易を前提に、生産・開発・販売戦略を立ててきた日系メーカーは、米中分断で大幅な戦略の修正を迫られています。そんな折、中国経済の減速が日系メーカーの業績を直撃。米中に依存する日系メーカーは、試練の時を迎えました。(本記事は特集からの抜粋です)

 近年、粉飾決算などで苦境に立っていた東芝に待望の“追い風”が吹き始めた。中国企業から半導体の発注が殺到する兆しが見えているのだ。

 詳しくは後述するが、この追い風は米中貿易摩擦で米国からの締め付けにあった中国企業が、次善の策として東芝に半導体を発注するというものだ。東芝関係者も「中国企業の一部から代替需要の引き合いはある」と認め、正式な発注を待ちわびる。

 では、追い風の正体とは何なのか。順に解き明かしていきたい。