マイナーチェンジで
確実にハンサムに、スマートに変身
マイナーチェンジした最新のプリウスに試乗した。
新型の大きな変化ポイントはエクステリアデザインだ。前後ともライト回りを中心にイメージが変わった。従来モデルのスタイルは、いささか“過剰”だった。対して、新型は抑制をきかせた、おとなしい方向にシフトされている。全体にスッキリとしたイメージで、清潔感がある。
2015年暮れにデビューした従来モデルは、先端、進化、未来、といったイメージをアピールする意図があったのだろう。個性的だが少しやりすぎの感があった。その結果、いわゆるとがったデザインになり、好き嫌いがはっきり分かれる結果となった。
新型プリウスにはそんな状況への対応が色濃く反映されている。特徴的な5ドアHBのプロポーションはそのまま受け継いでいるので、パッと見たときの印象はあまり変わっていない。しかし確実にハンサムに、スマートに変身した。先進的なイメージはそのままに、過剰な印象が影を潜め、多くのユーザーが抵抗なく受け入れられるデザインに変化している。