ブガッティ・ベイビーPhoto:BUGATTI

500台限定生産
販売価格は3万ユーロ

 ラグジュアリーカーメーカーのブガッティが、実際に走らせることができるトイカー、ブガッティ・ベイビーを復刻させて話題になっている。ジュネーブ・モーターショーでお披露目されたモデルで、約100年前に製作された最初のトイカーと並べて展示された。

 ブガッティの最初のトイカーは1922年、創業者であるエットーレ・ブガッティが息子の誕生日プレゼント用に作ったもの。T35レースカーをおよそ半分のサイズに仕上げた1台で、当時は大きな反響を呼んだため、ブガッティは500台限定で同じ車両を作って売り出した。

 今回はそれにちなんで500台限定生産、オリジナルより大きめの実物の75%のサイズで、今年後半から販売が始まる。同じくT35のレプリカだが、電動式で最高速度はアダルトモードで45km/h、チャイルドモードで19km/hと本格的だ。

 トイカーといえどもオリジナルのT35をスキャンし、ホイールなどのディテールも精巧に再現されている。それに加え、オリジナルとは異なる快適な乗り心地を実現するためのデフなどを装備している。実際に大人が乗って走行しても楽しい1台だ。

 販売価格は3万ユーロ(約375万円)から、というから、エントリークラスのクルマよりも高い。トイカーといいつつも、子供のおもちゃの範疇をはるかに超えている。