稼ぐ仕組み写真はイメージです Photo:PIXTA

好きなことを、好きな人と、好きなようにやりながら、サラリーマンの数倍どころか数十倍の結果を手にする――。そんな夢のようなお金を生み出す仕組みを作り出したのが、ほんの数年前までサラリーマンで、現在は中小企業向け事業承継・事業再生投資ファンドの日本創生投資で代表取締役社長を務める三戸政和さんだ。三戸さんの新刊『資本家マインドセット』の一部を抜粋して、いかにして時間が有限な中で、好きなことをしながらサラリーマンの数十倍の「お金を生む仕組み」を作ったのか、三戸さん自身の経験を例に紹介する。

スキマ時間を使うだけ!
負担感なしで月100万円の収入

 2018年4月、私は最初の著書『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』を出版した。その後、本の内容をさらに深掘りした個人М&Aのノウハウを知りたいという要望が多く寄せられた。

 そこで、DММが運営するオンラインサロンサービスで、「サラリーマンが300万円で小さな会社を買うサロン~個人M&A実践団」という私塾のようなものを開設した。

 開始2ヵ月でメンバーは100人を超え、現時点では、150人くらいとなっており、月額制で、メンバーは毎月、会費1万円を支払って活動している。DMMへの使用料や経費を支払った残りとして、私は、このサロンから月に100万円ほどの収入を得ている。

 このオンラインサロンの運営に、私は「自分の時間」をどれくらい使っているか?

 メンバーは、実際に会社を買うために、投資先を探している人たちだ。投資検討先が出てきたときに、フェイスブックの非公開グループ上に質問などをアップすると、私や別のメンバーがコメントをする。それを踏まえて案件を進めていく、というのがサロンのおもな活動内容だ。

 また具体的な投資案件がなくても、「М&Aど素人勉強会」や会員同士の進捗報告会のような自発的な勉強会が、ゲリラ的に開催される。メンバー同士で知識を共有し、交流を深めることで、互いにレベルアップを図り、個人М&Aを実行するための後押しをしている。

 この運営のために私が使っている「自分の時間」は、1日に10分にも満たない。月に1回のリアルな勉強会への出席を入れても、1ヵ月に5時間ほどにもならないだろう。