令和元年は「引継ぎ」を
徹底させれば物事は好転する!
さて、まずは復習です。
2019年は、どのナインコードの影響を大きく受けるか覚えていますか?
そう、「山の八白」です。
八白の年は「静」と「動」が交じり合う性質にあると、以前、お伝えしたことがあります。※2018年12月30日記事参照。
しかし、具体的にどう考え、どう行動すれば、八白の一年をより豊かに過ごせるかまではお話ししていなかったので、今回は、そこを重点的にしていこうと思います。
まず、八白の年で重要なポイントのひとつめは「受け継ぐ」一年にしてほしいということです。
「受け継ぐ」と言われてもピンとこない方もいますよね。
では、言い方を変えましょう。
今年は仕事であれ私生活であれ、何かを世代を超えてバトンタッチしていくのに最も適した一年になるのです。
たとえば、あるプロジェクトの指揮権について、いつ部下に引き継ごうか考えている上司の方。
自分のポジションを部下に譲るタイミングを常日頃悩んでいる方。
それならば、今年こそが最適です。
なぜ、そう言えるのか?
それは、八白の年の“ある性質”に由来します。
ズバリ! その性質とは、原典の『易経』にある「艮為山(ごんいざん)」です。
これは、「伝統や先祖とのつながりを大切にせよ。さすれば大成する」というメッセージであります。
つまり、これまで自分が大切にしてきたことを、次の世代に託せということです。
八白の年はこれが重要なテーマとなっています。
この年に受け継がれたものは、その後も、大切な価値観や思想を壊すことなく、後世に上手に受け継がれていくとされるのです。
では、ここで何か思い出しませんか……?
今年はこれ以上ないというほどの、重大なことが受け継がれましたよね?
そうです。皇位が継承されました。
「平成」から「令和」へ。
決して色わせてはいけない日本独自の「元号」という文化を、新しい時代へと引き継がせました。
皇室関係ですから、こうした運命学というものを知っていたのでしょうか。
それは定かではありませんが、「受け継ぐ」が重要なテーマである八白の年に皇位継承を実現させた。
この事実は、新時代のはじまりとして、これ以上ない最高のタイミングと言えましょう。
「そろそろ自分も〇〇については引き際かな……でもいつやればいいんだろう」
そんな悩みを抱えている方は、ぜひ、今年を一区切りとして次の世代に任せてみてください。
2020年の2月3日までは、山の八白の年です。
この日までに、引き継ぐことができれば、未来はきっと明るいものになります。