第二の重要テーマは
「連携」にこそあり

 続いて、ふたつめの重要テーマをお伝えします。
 それは、「横のつながりを大切にしろ」です。

 さきほど、「受け継ぐ」をひとつめのテーマとしてお話しましたが、これはいわば「たてのつながり」。時代をつなぐものです。

 しかし、この横のつながりはまた別モノで、言い換えれば「連携」を意識してほしいということになります。

 現在、あなたが担当しているプロジェクトや事業はありますか?
 もし、今年にそれをより強化したいと願うならば、常に「連携」を大切にしていく必要があるのです。

 部署でのコミュニケーションをより密にするとか、役割を明確化して責任感を持たせるとか。または、規模を大きくするために他社とジョイントするなど。とにかく「連携」をしていくのです。

 大きな改革はする必要はありません。
 今抱えているプロジェクトや事業のウイークポイントを補うために、様々な連携を試みて、補強していくという考え方が重要です。

 なぜ、そんなことをしていく必要があると思いますか?

 それは、山をイメージしてもらえると理解しやすいでしょう。
 山脈という言葉があるように、山は連なるからこそ、壮大になる一面があります。それと一緒なのです。

 つながって、つながって、どんどんひとつのプロジェクトを強化していく

 この思考が大切になります。
 今年はたこ足を広げるがごとく、いくつも新しいことにチャレンジすると痛い目をみる傾向があります。

 今あるものを連携して鍛えていく
 これを実行してみてください。
 きっと、より充実した結果になるはずです。

 しかし……

 それでもうまくいかないことが世の中にはたくさんあるのも事実。
 少しでも時代遅れなことをやるとすぐにおいていかれてしまう現代ですから、そういったものはいくら連携して鍛えても、時代の流れに背いているとしたら、うまくいかないことの方が多いでしょう。

 そんなときはどうすればよいのでしょうか?

 答えはシンプルです。
 そのプロジェクト、事業をすっぱりやめてしまうのです。
 つまり、「革命」を起こすのです。

 八白の年について説明をするときは何度も言うことなのですが……、八白の年は、まるで山が噴火するがごとく、大きな革命が起きやすい一年でもあります。

 連携して、強化しても、なかなかうまくいかないと判断したときには、思い切って「革命」を起こす気概を今年は持ってください。

 あなたがイノベーターになるのです。

 その勇気さえあれば、あなたは、目の前にある大きな壁を乗り越えることができるでしょう。

 ただ、注意してほしいことがあります。
 革命を起こすときは、連携を意識しても、物事がどうしても行き詰まってしまったり、うまくいかなかったりする場合のみです。

 ある程度うまくいっていることは、今年はやめてはいけません。
 状況がどうしても切迫したときのみ、「革命」を起こしてみてください。
 なにしろ、今あるものを継続していくことが命題の八白年です。
 まずは、継続していくことを努力してくださいね。


 次に、3つ目の重要テーマといきたいところですが……
 今回は、長くなってしまったのでここまでとします。
 今年、重要になるテーマは全部で4つあります。
 残り2つは、次回の連載でお伝えしますね。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。