執着を嫌い、変化を求める
元貴乃花親方の一白気質

 理由のひとつめは、元貴乃花親方の「水の一白」としての気質にあります。
 一白の人間は、縛られることをとにかく嫌う傾向にあります。
 なぜだと思いますか?

 答えはシンプルで、一白の人間は「変化」を重要視する価値観を持っているからです。

 自分が不満に思っていること、気がかりなことがあれば、それらをスッキリさせて良い方向に変えていこうとします。

 2017年10月に起こった、当時横綱の日馬富士による貴乃花部屋貴ノ岩への暴行事件を覚えていますでしょうか?

 あのとき、元貴乃花親方は身内内での解決をぜずに、きちんと警察に捜査を頼みましたよね。
 これがきっかけで、相撲協会との関係も悪くはなりましたが、協会に縛られることなく、角界が良き方向に「変化」していくことに尽力していきました。

 こうした気質が、今回の離婚にも現れたのでしょう。
 あえて「卒婚」という言葉を使い、
「残りの人生を自由に使い、良き未来に変えていこう」
 そんな願いがこもっていたかのように思うのです。
 結婚に執着せず、新しい人生を歩もうとする、まさに一白ならではの思考回路と言えましょう。