実は相性が悪かった?
火の九紫の景子さんとの関係

 そして、もうひとつの理由です。
 これは、ナインコードから見た、景子さんとの相性にこそあります。
 景子さんのナインコードは「火の九紫」です。

 元貴乃花親方は「水の一白」ですので、五行の関係で言えば、相性が悪い、相剋(そうこく)の関係となります。

 真実は二人にしかわかりませんが、きっと、一白の元貴乃花親方の言動が、九紫の景子さんにとっては扱いづらく、悩みやストレスのタネとなっていた可能性もあります。

 また、九紫には、何か情熱をささげるものを持ち続けたいという気質がありますから、景子さんはきっと、貴乃花の部屋がなくなって、情熱を注いて育てていくべき弟子たちがいなくなったことに対して寂しさもあったのではないでしょうか。

 情熱をささげるべき対象がなくなったという現状もあったからこそ、元貴乃花親方との関係を一度クリアにしようという感情になったのではないかと、私は分析しているところです。

 さて、元貴乃花親方と元妻景子さんの離婚騒動について、ナインコード的な視点から見ていきました。いかがでしたでしょうか?

 これはあくまでも、2人のナインコードを分析しての推測です。
 けれども、私がこれまで1万人をサンプリングして、ナインコードを統計学として体系化してきた過去を踏まえますと、真実味もあると確信しています。

 こうしてナインコードの視点から見ると、メディアでは絶対に語られない人間模様が、ひとつひとつの事例からにじみ出てきます。

 これからも大物有名人たちの離婚騒動はたくさんでてくることでしょう。
 そのときには、ぜひナインコード的な視点で騒動を分析してみてください。
 また違った真実が浮かび上がって、興味深いことになるでしょう。

中野 博(Hiroshi Nakano)
信和義塾大學校創設者兼塾長、経営コンサルタント
早稲田大学商学部卒業。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院ブランディング実践講座エグゼグティブコースを修める。ハーバードビジネススクールでは経営学を学ぶ(いずれも短期集中型の経営者クラス)。1992年、地球サミットに国連認定ジャーナリストとして参加したことを契機に環境ジャーナリストとして活動。1997年の地球温暖化防止京都会議を機に、株式会社エコライフ研究所設立。環境ジャーナリストとしての取材・分析力と経営コンサルタントとしての提案力をベースに、800社以上を環境ビジネスに参入させ成果を挙げる。その傍ら、住宅、環境を軸にした本を多数出版(本書が30冊目)。講演依頼も多く、国内外で2000回以上の実績。2005年、教育研修会社の株式会社ゴクーを設立。1万人のサンプリングを体系化した『9code(ナインコード)』をもとに、信和義塾大學校で指導にあたるほか、企業や各種組織で『9code』を利用したコンサルティングや人材活用研修も多い。現在、信和義塾大學校は、世界6ヵ国20都市以上にあり、塾生は700名超。