トラブル続きで
サムスンは発売延期に

 フレックスパイに触発されるように、サムスンからは、『Galaxy Fold(ギャラクシー フォールド)』、ファーウェイからは『Mate X(メイトエックス)』が発表された。

 ギャラクシーフォールドは、本来なら夏前にも日本で発売される予定だった。しかし、発売に先駆け、メディアにレビュー用の実機が貸し出されたところ、思いがけないトラブルに見舞われる。

「保護フィルムだと思ってはがしたら液晶だったとか、折りたたみ部分から細かいホコリが入って壊れてしまったなど、故障が相次ぎました。もちろん、サムスンは何十万回も開閉テストをしてはいるのですが、そういったテストは基本的にホコリの入らない工場で行われます。実利用環境で使うには、さらなる改善が必要だったようです」

 この結果を受けて、サムスンは発売延期を決定。今現在も発売のめどは立っていない。

 一方、ファーウェイのメイトエックスはというと、実機に関する目立ったトラブルは報告されていない。こちらもやはり、今年の夏には発売という流れであったというが、別の問題が発生する。

「連日ニュースで報道されているように、今アメリカと中国の関係は、悪い状態です。トランプ大統領は、中国への制裁としてファーウェイの通信機器の使用や輸入の禁止を決定しました。さらには、アンドロイドの新規搭載を、今現在ストップさせています。これによってファーウェイは、GmailやGoogle Mapなど一連のGoogleサービスが使えなくなっています。折りたたみスマホの発表どころではなくなってしまったんです」

 アメリカの制裁がいつまで続くかは定かではない。昨年、中国のスマホメーカー・ZETが同様の制裁を受けたときは、禁止措置は3ヵ月続き、最終的に約1170億円の赤字を出したといわれ、今なお経営状況の改善を図っている。