でも、まず取り組むべきは、薄味にすることより、「無自覚に食べる塩分」「丸呑みする塩分」をなくすことです。

 じつは多くの人が、しょうゆや塩を、不用意に過剰に摂取し、知らず知らずのうちに高血圧のリスクを高めていると考えられるのです。

 まず、「しょうゆ」からいきましょう。

 たとえば、刺身を食べるとき、両面をヒタヒタとしょうゆにつけて食べていませんか。

 最後にツマを食べるときにも、しょうゆの小皿にドボンと浸し、たっぷりしょうゆが絡んだものを口に運んでいないでしょうか。

 おそらく多くの場合は、習慣的にそうしているだけで、たくさんしょうゆをつけなくても、十分、おいしく食べられるはずです。

 刺身は、しょうゆにつけたあと、少しツマで払ってから口に運ぶようにしてみてください。すると、刺身からツマへとしょうゆが移りますね。そして最後、改めてツマをしょうゆにつけずに食べれば、トータルの塩分摂取量を抑えることができます。

岩塩は粒の大きさゆえに
不用意に塩分をとりすぎる

 では、塩はどうでしょうか。

 塩にもいろいろな種類がありますが、なかでも要注意なのは「岩塩」です。

 岩塩は、岩石の間で作られた大きな塩の結晶です。それを粒状にまで削ったものを料理に入れたり、料理につけて食べたりします。

 近年では、お店の天ぷらやステーキのつけ塩として出されるのをよく見ますし、自宅で使っているという人もいるかもしれません。