2013年1月以降、ダイヤモンド編集部は倒産危険度の算出をしていなかった。今回は、その間の倒産危険度6年分を算出し、ワースト40を掲載するとともに、ワースト企業のその後を検証した。

 倒産危険度ランキングで、上位にランクされた企業の行く末はさまざまだ。

 実際に倒産する企業。救済に近い形で他社に合併、経営統合されて上場廃止になるケース。倒産はしないが、赤字や債務超過が続き上場廃止に追い込まれる企業もある。もちろん、復活する企業も存在する。

 今回は、2013年版(対象決算期12年4月期~13年3月期)から18年版(同17年4月期~18年3月期)までの過去6年分の倒産危険度を算出し、ワースト40を掲載した。

 その上で、ワースト企業の現在までの動向を調べてみた。ここでいう倒産とは、民事再生法や会社更生法の適用を申請、または破産手続きに入ることを指す。

 13年版では、40社のうち6社がその後倒産しているという結果となった。合併を含めた経営統合などの形で上場廃止になった企業が5社。約4社に1社が単独の上場企業としては存在していない。

 ワーストワンのインスパイアーは、ネットのセキュリティー事業が中心だった会社。同社はカード事業のソフトウエア開発を行っていなかったにもかかわらず、ソフトウエアを資産計上し、有価証券報告書に虚偽記載をしていた。

 このため監査人が辞任し、14年3月期の有価証券報告書を提出できなくなり、14年9月に上場廃止となった。加えて、業績の上でも最終赤字、債務超過が続いていたため、同年10月には破産手続きが開始された。

 13年版の7位、フード・プラネットの当時の社名はYAMATO、14年4月にアジェット、15年11月にフード・プラネットに社名変更する。14年版1位、15年版10位、17年版2位とワースト10に名を連ね続けた。

 同社もセキュリティー事業が中心の会社だったが、業績不振が続く中、債務超過を回避するために主力事業を担う子会社を売却するなどして、事業規模を縮小してゆく。15年9月にはレッド・プラネット・ジャパンの傘下に入り、外食産業に活路を見いだそうとしたが、業績を好転させられず、力尽きた。

 こうした過程で虚偽の開示に手を染め、16年3月に、東京証券取引所から特設注意市場銘柄に指定される。その後も内部管理体制に改善が見られず17年5月に上場廃止となる。業績不振もあり、翌月には破産となった。

 先にも取り上げたfonfunは13年版で15位。その後は、14年版から19年版までワースト10に連続してランクインしている。14年3月期から19年3月期まで赤字を計上し、自己資本を減少させ続けているが、15年11月に第三者割当で8900万円の増資をしていることもあり、何とか上場を維持している。

 新しいランキングほど、倒産、上場廃止企業は少ないが、今回の過去のランキングの検証結果を見る限り、ワースト企業からの倒産、上場廃止が増えるだろう。