志望校の過去問は受験が終わってからも記念に保存しておく家庭が多いようだ

夏休みは塾の課題で手いっぱいという受験生も多いだろう。一方で、そろそろ志望校や併願校への備えも頭をよぎる。そこで、国語と算数について、過去問対策のエキスパートに取り組み方を指南してもらった。中学受験の場合、問題の傾向は学校によって決まっており、あまり大きく変わることはない。つまり、過去に出題された問題を解き、学校のクセを知ることが必要となる。(ダイヤモンド・セレクト編集部)

何のために「過去問」に取り組むのか

 入試本番まであと半年。6年生の夏休みから2学期にかけては、入試を意識した予行演習に取り組むタイミングとなる。

 学校によって入試問題には特徴がある。

 出題の対象となるテーマなど問題分野の傾向の違いは顕著で、塾によってそれぞれ細かく分析されている。加えて、問題構成や解答形式、得点配分といった設問のあり方もけっこう異なる。

 解答形式なら、選択式だけという学校もあれば、記述させる学校もある。算数は大問が4つだけという学校もあれば、細かい計算問題がやたらと多く出される学校もある。

 1教科あたりの制限時間も学校によって異なる。基本となる算数と国語でも、40分、45分、50分と別れる。そのため、過去問を使って、制限時間内でどこまで解答・得点できるか、事前に試してみることは重要だ。親はストップウォッチを手に、厳密に時間を測定しながら子どもの進捗状況を見極めることになる。

 どんな学校でも、だいたい8割の得点があれば合格する。

 そのためのテクニックとして、どの順に解けば効率的なのか、捨てる問題を見極められるか、といった効率的な時間配分ができるようにすることも重要となってくる。

 過去問を制するものは入試を制する、はずである。