「なんとなくお金のことが不安だ」
「若いうちにたくさん稼げるだろうか」
「どれだけ支出を切り詰めればいいんだろう」
「老後のことをどこまで考えればいいんだろう」…

そんな不安だらけのビジネスパーソンに向けて、新刊『投資家みたいに生きろ ―― 将来の不安を打ち破る人生戦略』で投資家的な解決法を示した藤野英人氏。

約30年間、ファンドマネジャーとして第一線で活躍し、7000人以上もの経営者にインタビューし、個人や企業の「成長」を見極めてきた経験を生かし、「投資家の思考」を「日々の習慣」に落とし込む方法を伝授します。

藤野英人氏

あなたも「資産」を持っている?

あなたはどれだけの資産を持っているでしょうか。

「1000万円の貯金があります」
「実家が自分のものになる予定です」
「A社の株式を100株持っています」

資産といわれると、そのような答えが返ってきそうですね。しかし、資産というのは、お金や土地、株式などのように「目に見えるもの」ばかりではありません

投資の世界には、「インタンジブルアセット」(目に見えない資産)という言葉があります。
1つの企業を見たとき、工場や資金などの財務諸表上に表れる資産だけでなく、「目に見えない資産」の力が株価に影響することがあります。
たとえば、企業の経営者にカリスマ性があり、その発言に信頼感がある場合、実際の企業の市場価値よりも大きな資金を集めることができます

そして、私たち個人においても、目に見えない資産があります。
仕事で身につけた「スキル」、毎日働き続けるための「健康的な体」、新たな仕事を取ってくるための「幅広い人間関係」などです。

それらの「目に見えない資産」によって仕事の生産性が高まり、「お金」(給料)や「時間」(自分の自由な時間)を生み出しているという見方ができます。
さらに、そのお金や時間を「目に見えない資産」に再投資することで、もっと大きなリターンを得る。そうして私たち個人は、雪だるま式に成長することができるのです