米半導体大手マイクロン・テクノロジーは業績低迷時にも黒字を維持できることを証明してきた。だが一部の投資家から見ると、同社の利益は相変わらず変動が激しすぎる。マイクロンが26日午後に発表した6-8月期(第4四半期)決算は、大幅な減収減益となった。売上高は前年同期比42%減の48億7000万ドル、営業利益は85%減の6億5000万ドルだった。いずれも市場予想を上回りはしたが、マイクロンの今後の業績予想は利益への圧力が続いていることを示した。同社は9-11月期(第1四半期)の調整後1株利益を0.42ドルと予想している。アナリストらの予想は0.53ドル。そのため、マイクロン株は決算発表後に6%超下落した。古い製造ノードによるメモリーチップが原因で、在庫水準がまた増加したことも発表された。同社株は前回の決算発表以来49%上昇していた。投資家がメモリー業界低迷の底打ちを見込んできたためだ。フィラデルフィア証券取引所(PHLX)の半導体株指数の同期間の上昇率は14%にとどまった。
米マイクロンの試される底力、低迷時でも黒字
6-8月期決算は、大幅な減収減益
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