昨年も2人プロ入りするなど、渡辺監督交代以後も引き続きプロ入り選手が出ていたが、先日監督と部長が共に不祥事で退任。今年は及川雅貴が阪神3巡目、樋口龍之介(横浜高→立正大→BCL新潟)が日本ハム育成2巡目で指名されたが、今後の動向が注目される。

第2位 中京大中京高(愛知県) 77人

 第2位は中京大中京高。戦前から戦後にかけては中京商、昭和後半は中京高、平成以降は中京大中京高と、校名は変化しつつも、常に高校球界のトップに近い位置に存在し続けている。

 甲子園での春夏合わせた優勝11回や、通算133勝などは断トツの1位だが、プロ選手の数は第2位。実は、プロ入り人数でもしばらくトップを走っていたが、平成以降のプロ入りはあまり多くなく、トップの座を譲り渡してしまったのだ。現役では楽天の嶋基宏や、広島の堂林翔太、阪神の伊藤隼太らがOB。

第1位 PL学園高(大阪府) 82人

 第1位は、1980年代から90年代にかけて黄金時代を築いたPL学園高。PL学園高の創立は1955年で、創部はその翌年。最後の年である2016年までの61年間に82人という人数は、1つの代から平均1.3人がプロ入りしているという極めて高い確率だ。実際、1980年代頃には1つの学年から数人がプロ入りするのも珍しくなかった。

 しかも、ただ人数が多いだけではなく、清原和博(西武他)・桑田真澄(巨人)をはじめ、木戸克彦(阪神)、小早川毅彦(広島他)、立浪和義(中日)など、多くの名選手をプロに供給してきたことで知られる。現役では、前田健太が大リーグ・ドジャースで活躍中。

PL学園高の大記録を
打ち破る学校はどこだ?

 しかしそのPL学園高も、2013年秋に専任監督が不在となり、2016年夏の府大会出場を最後に休部してしまった。昨年のドラフトでは東洋大の中川圭太選手がオリックスに指名されてプロ入り、今年もドラフト候補といわれた選手はいたが、まもなくアマ球界に同校のOBはいなくなる見込みだ。したがって、新たなプロ入り選手は出なくなり、トップの座を再び明け渡すのは時間の問題だ。

(姓氏研究家、野球史研究家 森岡 浩)

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