質問することは、自分が会議に参加している意味があったという満足感や、「盲点を見つけてやったぞ」という優越感を相手の潜在意識に与えます。そこで、「いい質問をいただいて助かりました。確かに問題はそこなんです。実は対策として…」など、質問者をもちあげつつ、きちんと相手の疑問に答えていく。すると相手の潜在意識は納得し、「この企画にかけてもよさそうだ」と信頼感が生まれます。

潜在能力を引き出すための大切な基本

 では、予想外の質問が出たり、これだけは突いてほしくないという質問が出たらどうするか?下手に取り繕うよりも、「まさにそこなんですが、実は現時点での課題です」「その点について、ご意見をうかがいたかったのです」などと正直に言えばいい。むしろここで教えてもらおうというぐらいの熱心な姿勢を見せてしまう。相手は決して悪い気はしません。これまでの質疑応答の流れがあればなおさら、「こいつなら、きっとなんとか解決するだろう」と信頼感を持ってくれるはずです。

「自分は打たれ弱い人間だ」「自分はこんなはずじゃない」と思っているどんな人にも、潜在能力はあります。そして、今回述べたようなちょっとした考え方やコツの積み重ねで、その能力を引き出すことは可能です。まずは、「これではダメだ」と自分を否定しないこと。「良くも悪くも今の自分を肯定する」…これが潜在能力を引き出すための大切な基本なのです。