──これまでも、永守会長は「次の社長含みだ」という熱烈なラブコールと共に多くの自動車・電機業界の幹部をヘッドハンティングしてきました。関さんは、別ポストを経ずに日本電産の社長になるのですか。吉本浩之・日本電産社長から社長の座を奪うということでいいのでしょうか。
吉本さんのお話については全く聞いていないのでわかりません。社長が2人いることはない、それだけしか言えません。
──永守会長は人材獲得する際にどこを狙えばいいのか、「攻めどころ」を熟知されていますね。日本電産は2030年度に売上高を10兆円と18年度の6倍にする計画を立てています。関さんに期待されているのは、グローバル企業の経営手腕でしょうか。
それはもう想像するしかありません。規模の大きい生産現場もわかる経営者としての強みを生かしたいと思っています。