【ワシントン】トランプ米政権は、イラクから駐留米軍が撤収する場合、既に議会が承認している同国への2億5000万ドルの軍事支援を削減することを検討している。まだ決定していない他の経済的・軍事的な支援についても幅広い観点から見直しを行っている。  ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した電子メールで国務省と国防総省は、イラクに対する軍事支援資金を巡る協議を行っていた。このメールは、国務省近東局が2020会計年度(19年10月~20年9月)においてイラクの軍事支援プログラムに当てられている2億5000万ドルの全額削減を検討していることを示唆している。