電通vs博報堂。ヤマト運輸vs佐川急便。アップルvsアマゾンetc.
有名企業の決算書を徹底分析! 「儲かっている」のはどっちだ?
本連載は、誰もが知っている有名企業の決算書を対比させることで、「仕事に効く会計知識」と「経営分析の基本」を一気に学ぶものだ。著者は、「監査法人」「証券会社」「ベンチャー企業」「会計コンサル」、4つの立場で「会計」に携わった経験を持つ川口宏之氏。近著に『経営や会計のことはよくわかりませんが、儲かっている会社を教えてください!』がある。

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財務諸表で徹底分析!

 本日は、平均年収2478万円を誇るM&Aキャピタルパートナーズを分析します。下記の画像(M&Aキャピタルパートナーズの決算書)を見てください。

 M&Aキャピタルパートナーズの平均年収は2478万円です。上場企業は、社員の平均年収を有価証券報告書に必ず記載しなければなりません。有価証券報告書の「第1 企業の概況 5.従業員の状況」が掲載場所です。

 財務諸表を分析していきましょう。2018年9月期のM&Aキャピタルパートナーズの営業利益率は49.1%、粗利益率は64.8%となっています。

 M&Aの仲介というサービスを提供する会社なので、「売上原価があまりかからない」のは納得のいくところです。

 実際にM&Aキャピタルパートナーズの売上原価の内訳を「売上原価明細書」で確認してみると、驚くべきことがわかります。