原価のほとんどは社員への給料

 なんと売上原価に占める人件費の割合は75.5%もあります。つまり原価のほとんどが社員に対する給料ということです。下記の画像を見てください。

平均年収2000万超え! M&Aキャピタルパートナーズの年収はなぜ高いのか?

 裏を返せば、それ以外はコストがほとんどかからない儲けやすいビジネスといえます。だからこそ、社員に高額の給料を支払っても高い利益率を維持できるのです。

 世の中にあまたあるM&A仲介会社の中で、M&Aキャピタルパートナーズの特徴は着手金無料という点です。

 一般的には、着手金が支払われてから譲渡先候補を選定するのが普通です。会社の譲渡(売却)を考えている中小企業経営者にとっては、買い手が見つかるとも限らないのに、事前に報酬を支払うのは抵抗があるでしょう。

 そこで、着手金を無料にし、譲渡先企業との基本合意がなされて初めて報酬が発生するというスキームにしたのです。

 つまり、成功報酬型にすることで、譲渡を考えているオーナーの心理的ハードルを下げ、たくさんのM&A案件を抱えることに成功しました。

 M&A仲介のようなマッチングビジネスは、顧客(売り手と買い手双方)をたくさん抱えている仲介会社に依頼が集まるのが通常です。顧客が少ない仲介会社よりマッチング率が高まるからです。

 さらに興味深いのが、人件費の内訳です。