【ワシントン】ドナルド・トランプ米大統領に対する弾劾裁判は29日、新たな証人招致や資料提出を求める民主党にトランプ氏や共和党指導部が反発する中、陪審員役の上院議員による質疑応答に移行した。  検察官役を務める民主党の下院議員とトランプ氏の弁護団は28日までの6日間でそれぞれの陳述を終えた。29日から2日間、合計16時間にわたり上院議員による質疑が行われる。上院議員は弾劾裁判の裁判長を務めるジョン・ロバーツ連邦最高裁長官に質問を提出する。  最初の質疑はスーザン・コリンズ(メーン州)、リサ・マコウスキー(アラスカ州)、ミット・ロムニー(ユタ州)の共和党上院議員3人が提出。