災害に強いマンションランキング#神奈川県その他Photo:Slim3D/gettyimages

2019年以降、浸水といったマンションの被災がクローズアップされる事態が相次いでいる。そこで本連載『災害に強いマンションランキング』では、災害ハザード情報と相場上昇率を組み合わせた、全く新しい中古マンションランキングを作成した。首都圏、関西圏、愛知県の三大エリアの主要地域ごとにお届けする。

「週刊ダイヤモンド」2020年2月29日号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの

神奈川県その他の中古マンションランキング・ベスト36

 資産価値が高く、防災面にも強い中古マンションはどこか――。それを明らかにするべく、災害ハザード情報と相場上昇率を組み合わせた、全く新しい中古マンションランキングを作成した。

 ランキングでは、首都圏(1都3県)と愛知県、関西圏(2府1県)というマンションが集積する三大エリアを対象に、中古マンション市場で人気の高い、築浅で中規模以上、駅からの距離徒歩10分以内、かつ過去3年間で実際に一定数の成約件数があった中古マンション物件を抽出した。

 この条件をクリアした1410物件について、過去3年間の相場変化率のみならず、物件所在地と各種の災害ハザード情報をひも付けて、エリアごとに偏差値を算出。ランキングは地域ごとにそれらの合計で順位付けを行って掲載した。

 留意してほしいのは、分析対象となった物件はもともと中古市場で相対的に人気の高い物件であるため、ランキング下位でも他の分析対象外の物件と比較して、資産性、防災力共に劣っているわけではないということだ。

 また、あくまで各物件の所在地から災害ハザード偏差値を算出しているため、個々のマンションの構造や設備、管理組合の対策などにより実際の防災力は大きく左右される点にも注意してほしい。

 上位でも防災力が強化されているというわけではなく、逆に1階住戸の半地下化などで防災力を弱体化させている物件もある。

 各物件の購入を検討する際に、ランキングの災害ハザード偏差値の低い項目に関して、どんな対策が取られているか確認しよう。

 それでは早速、相模原市、藤沢市、横須賀市など神奈川県その他の市のランキングを見ていこう。

【神奈川県その他の災害に強いマンションランキング対象物件】
アデニウム湯河原、イニシア鎌倉大船、イニシア相模原矢部、ガーデンブリーズ光の街、グランシーナ大和ステーションプレイス、グランシーナ大和プレミアムフォート、グランシティ湘南海岸マリナージュスクエア、クリオ藤沢駅前、サウスアリーナ鎌倉大船、ザタワー横須賀中央、ザパークハウス茅ヶ崎、ザパークハウス町田、ザハシモトタワー、サングレイス愛甲石田、サンコリーヌタワー横須賀中央駅前、シティハウス湘南台ステーションコート、ステーションスカイタワー小田急相模原、セレストタワー湘南平塚、ソルスイート海老名、パークスクエア相模大野タワー&レジデンス、プラウドシティ淵野辺、プラウドタワー相模大野、プラウド橋本、ブランズシティ淵野辺レジデンス、ブリージアテラス淵野辺、プレシス本厚木パークフロント、ミオカステーロ座間、ライオンズガーデンテラス鎌倉山崎、ライオンズタワー相模原ステーショングランデ、ライオンズ一条レジデンス湘南C-X、ライオンズ相模大野ステーションエアリスタ、リストレジデンス辻堂タワー、レーベンリヴァーレ町田ルージアタワー、レーベンリゾシア湯河原、ローレルコートかしわ台、橋本レジデンス