介護保険の出費を医療費控除の対象にする場合
介護保険制度を利用したサービスについても、医療費控除の対象に「なる」ものと「ならない」ものがあります。控除が認められるのは次の図表のとおりです。
細かくて難しく感じるかもしれませんが、ひと目で判断する方法があります。それは、サービスを受けている施設や事業者が発行する領収書を確認することです。医療費控除の対象となる金額が明記されているので、これをもとに控除額を計算すれば、間違いありません。
1つだけ注意は、在宅療養の介護費用の領収書は介護事業者発行の「在宅介護費用証明書」とセットで提出する必要があることです。
また、介護保険サービスには該当しませんが、寝たきりの人のおむつ代は控除を受けられる場合があります。こちらも控除を受けるには、「おむつ代の領収書」と医師発行の「おむつ使用証明書」をセットで提出する必要があります。