ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)、ワシントン・ポストの米主要3紙の発行人は中国による記者追放措置に関し、再考を要請する共同書簡を公表した。新型コロナウイルスの感染が各地で広がる中、「危機的な時期に、貴重な情報を世界から奪わないよう」訴えた。書簡では中国による米国人記者の記者証取り消しの決定は「この病気を制圧しようとする取り組みが世界で続く中、例を見ないほど有害で無謀だ」とした。さらに現在の状況は「パンデミック(世界的大流行)の中心地の現場から正確で掘り下げた報道を行い、報道で得られる情報や知見、教訓を最大限広く共有することの喫緊の重要性を浮き彫りにしている」と指摘した。