26日の米株式相場は大幅続伸。米労働省が発表した3月21日までの週の新規失業保険申請件数が急増したものの、投資家は引き続き2兆ドル(約222兆円)規模の景気対策による景気の下支えに期待を寄せた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比1351.62ドル(6.38%)高の2万2552.17ドル。直近の安値からの戻りが20%を超え、新たな強気相場に突入した。弱気相場からは過去最短で抜け出した。S&P500種指数は154.51ポイント(6.24%)高の2630.07、ナスダック総合指数は413.24ポイント(5.60%)高の7797.54で取引を終えた。米新規失業保険申請件数は328万件となり、これまでの過去最大の5倍近くに急増した。ただ、新型ウイルスによる打撃は予想通りの厳しさを示したものの、一部の投資家は超大型景気対策の成立後をすでに見据えているようだ。