新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）は、多くのハイテク企業の事業をこれまで以上に社会に不可欠なものにしている。それは直ちに業績に反映されないとしても、結果的に業界の力を強めることになる。日用品のオンラインショッピングから、仮想会合やクラウドコンピューティングのインフラに至るまで、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、インテルといった企業の製品とサービスは、それぞれのビジネス分野の成長を享受している。一部のケースでは、今回のパンデミックがなければ、こうした成長の実現に何年もかかった可能性がある。これによってハイテク企業は、他の企業よりも経済休止の打撃をうまく乗り越えることができるだろう。そして、社会が常態への復帰に向かう際には他の企業よりも優位な立場を確保することになる。