現在、国内外の病院は入館を規制しているが、今後、患者家族も含めてどこまで徹底するのかという課題がある。

日本の病院は
感染症対策の人員が少ない

 もう1つは、病院内で感染症対策を行う人員の問題である。米国では、その医師(ICD)や看護師(ICN)の数が日本に比べて多い。100人の入院患者に対し、平均1.25人の感染管理担当者を配置している。

 一方、日本では約7300の一般病院(89万床)に対し、感染管理ICD/ICN数は約4460人(ICD1564人/ICN2900人。うち、病院勤務者2755人)、単純に割れば一病院平均で0.6人、病床数平均では0.5人/100床しかいない。

 これでは、感染管理が行き届かないし、教育も不十分になる。日本の病院で院内感染が起こる可能性は、米国より高いのではないだろうか。

 この記事は、日本の病院の院内感染対策を批判することを目的で書いているわけではない。ここで挙げた2つの対処法についても、いきなり今日から実行できるというものでもないだろう。

 しかし、他国ではよりシステマチック的に院内感染予防が行われており、見習うべき点は、素直に見習えばいいと思うのである。

【参考文献】
1. Numbers Lacking on COVID-19-Infected Healthcare Workers https://www.medscape.com/viewarticle/928538?fbclid=IwAR2PJwUSZ08G4FKuEHec7t5RzUm2rLh68eWMEeQfTlI-pxuCvKyRFDjf808#vp_2
2. Medical employees say they’re getting COVID-19 on the job. Here’s why hospitals push back
https://www.sacbee.com/news/local/health-and-medicine/article241692061.html
3. State says 47 long-term care facilities now on COVID-19 cluster list
https://www.iberianet.com/news/coronavirus/state-says-47-long-term-care-facilities-now-on-covid-19-cluster-list/article_4db0aa3a-743f-11ea-ba0a-1fc690e0550e.html?fbclid=IwAR1FrAb8qUgxwAvOfNGyFb58FtEKW6tLPKNAr0Me30qob8KlNQROf7fSL6g
4. Protecting healthcare workers from COVID-19: Infection control works
https://www.medicalnewstoday.com/articles/protecting-healthcare-workers-from-covid-19-infection-control-works