バス・ストレッチは肩こり・腰痛や不眠にも効く!
バス・ストレッチの詳細は「小林式 お風呂健康法」をご覧いただければと思いますが、たとえば図のような簡単な動きです。これら8種類のストレッチは、自律神経に効率的に働きかけるエビデンスのあるストレッチで、凝り固まった筋肉をほぐしてくれる効果もあります。
また、お風呂の中は、浮力があり体を動かしやすいのですが、一方で水の抵抗もあるので、8種類のバス・ストレッチをすべてやると、かなり筋肉をきっちり使った感覚が味わえると思います。お風呂に入るタイミングは、「夕食の約1時間後」+「就寝の1~2時間前」がよいでしょう。このタイミングで入浴をすると、自律神経のバランスが最も整いやすくなり、不眠にも効果があります。
また、入浴するにあたっては、ヒートショック(急激な温度差により血圧が大きく変化することで、失神、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすこと)に気をつけましょう。年間およそ1万9000人もの方がヒートショックなど入浴に関する事故で命を落としており、その数は交通事故の死亡者数の4倍にのぼるというデータが出ています。入浴前後にコップ1杯の水を飲んだり、入浴中にペットボトルの水を
こまめに飲んだりして脱水を防ぐこともお忘れなく。お風呂を安全に楽しんでください。