エグゼクティブ転職で「修羅場経験」の有無が問われるワケ
キャリアにおいて、「修羅場経験」は重要な意味を持ちます Photo:PIXTA

「修羅場」を乗り越えることで
身に付くものとは

 新型コロナウイルスの影響で全国を対象に発令されていた緊急事態宣言も、徐々に解除される地域が増えてきました。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大はすでに経済活動に甚大な打撃を与えており、企業を取り巻く環境はそう簡単に元には戻らないでしょう。

 こうした状況下では、少なからぬ会社で「修羅場」が起こっていると思います。今回は、この修羅場経験について考えてみたいと思います。

 一般に、キャリアにおいて修羅場経験はとても重要です。30代で修羅場経験が一つもない人は危機感を持った方がいいでしょう。

 では、修羅場とは何かというと、その時々の自分の持ち場や与えられている業務におけるとてつもない事件や事故だといえます。それは上の立場の人や経験を積んだ将来の自分から見ると大したことではないかもしれませんが、当事者にとっては非常に大変な事態です。

 この修羅場に立ち向かい、失敗することも多々ありますが、それでも致命傷さえ負わなければ乗り越えたことになります。この修羅場を乗り越える経験は、自分自身が追い込まれたなかで判断を下し行動するのはもちろん、極限状態に追い込まれた人間の振る舞いを目の当たりにしたり、危機的な状況で必要な社会的知識を身に付けたりする機会となります。

 修羅場を乗り越える経験は、自分に自信が付くことも含め、ビジネスパーソンとしての成長を促すわけです。エグゼクティブポジションの人材サーチでは、「複数の修羅場体験」が選考項目に入るほどです。