「感動」を定義づけてから、業界を絞る
ここでは、「感動」という言葉を
「挑戦をして成し遂げたときの感動」
と定義づけていく。
次に「人が挑戦するシーン」を思い出しそこから業界を絞り込む
・進学をサポートする教育サービス
・留学をサポートする留学エージェント
・就職と転職をサポートする就職情報サイトやメディア運営企業
・資格取得をサポートする各種資格スクール
・小中高の教員
などなど、どんどん出てくる。
その中から、さらに3、4業界に絞り込んでいくのだ。
どうだろうか。
「人を感動させる」という言葉だけでも、
「どんな人に?」
「どんな感動を?」
「どのように感動させるのか?」
などと質問を投げかけ、言葉を定義づけていくと、抽象的だったイメージが少しずつ具体化していく。
具体化していくにつれて、「自分が働く姿」が映像で見えてくる。
そうなれば、だいぶイメージができてくる。
このようにして、志望業界が絞れていくのだ。
自己分析とは、抽象と具体を行ったり来たりしながら、自分が目指す未来のイメージを明確化していく行為だ。自身が思い描いている「イメージ」の解像度を高めていくことを指す。
自分の描く夢ややりたいことを、イメージしてみよう。
現段階でまだ抽象度が高く、イメージもぼやけている人は、言葉を定義づけて、具体性を高めよう。
そうすることによって、未来の解像度を高めていくのだ。
次回は、就活で起こりがちな「志望業界が決められない問題」について解説する。